スキンケアを変えても、化粧で隠しても、顔の赤みがなかなか消えない——そんな悩みを抱えている方は少なくありません。赤みには複数の原因があり、タイプによって適切な治療法が異なります。本記事では、赤みの種類と原因、そしてGlowa Clinicで行う治療法を解説します。
顔の赤みの主な原因3種類
①炎症後紅斑(ニキビ跡の赤み)
ニキビが治った後に残る赤みは「炎症後紅斑(PIE:Post-Inflammatory Erythema)」と呼ばれます。皮膚の炎症に伴って毛細血管が拡張・増生し、その状態が続くことで赤みとして見えます。メラニンによる茶色い色素沈着(PIH)とは異なり、血管の問題であるため、美白ケアでは改善しません。重要なのは、血管を処置するだけでなく、根本にある炎症を抑えることです。炎症が残った状態では、拡張した血管を収縮させても再発しやすくなります。
②毛細血管拡張症・酒さ
頬や鼻の周辺が慢性的に赤い場合、毛細血管が皮膚表面の近くで拡張・増生している可能性があります。また、酒さは顔面の慢性炎症性皮膚疾患で、潮紅・持続性の赤み・丘疹を特徴とします。紫外線・飲酒・温度変化・精神的ストレスなどが増悪因子となります。
③バリア機能低下による慢性的な赤み
過度な洗顔・刺激の強いスキンケア・紫外線ダメージなどによって角質層のバリア機能が低下すると、皮膚が外部刺激に対して過敏になり、慢性的な赤みや熱感を生じやすくなります。アトピー性皮膚炎の方にも見られる状態です。
顔の赤みのタイプ別治療選択とGlowa Clinicの対応
ジェネシス(Nd:YAGレーザー)
ジェネシスは、1064nmのNd:YAGレーザーを低出力で連続照射する治療です。血液中のヘモグロビンに選択的に吸収されることで、拡張した毛細血管を収縮させ、慢性的な赤みを改善します。炎症後紅斑・酒さに対して良い適応であり、毛細血管拡張症に対しても軽度であればある程度の効果が期待できます。ダウンタイムもほとんどありません。
肌育成剤(PN・非架橋ヒアルロン酸)
肌育成剤(PN・非架橋ヒアルロン酸)は、真皮への注射によって細胞外マトリックスの修復を促す製剤群です。ポリヌクレオチド(PN)は抗炎症作用を持ち、炎症後紅斑の根本にある慢性炎症を鎮静させる効果が期待できます。非架橋ヒアルロン酸も同様に抗炎症・保湿作用を発揮し、肌のバリア環境を整えます。血管へのアプローチと並行して炎症そのものを抑えることで、再発しにくい状態をつくります。
ケアシス(エレクトロポレーション)
ケアシスは、短い電気パルスによって細胞膜に一時的な隙間を作る「エレクトロポレーション」の最新デバイスです。通常のスキンケアやイオン導入では届かない高分子成分(ヒアルロン酸・成長因子など)を、針を使わず肌の奥深くまで浸透させることができます。また、-20℃まで対応するクライオ(冷却)機能を搭載しており、導入した成分の血流による拡散を防いでターゲット層に長く留めながら、レーザー照射後の炎症を速やかに鎮静させます。トラネキサム酸(Taプラス)や成長因子(ペップビュー)などの抗炎症・美白成分・細胞修復を組み合わせることで、炎症後紅斑の改善に有効です。ダウンタイムはなく、痛みもほとんどありません。
炎症を抑えることが赤み治療の本質
顔の赤みの多くは、その根本に慢性的な炎症が存在します。炎症後紅斑はもちろん、酒さや毛細血管拡張症においても、炎症が続く限り血管の拡張は繰り返されます。レーザーで拡張した血管を壊しても、炎症が残っていれば新たな血管が再び増生してしまうため、炎症を抑える治療を並行して行うことが必須です。
Glowa Clinicでは、血管へのアプローチ(ジェネシス)に加えて、以下の抗炎症アプローチを組み合わせて対応します。
- ケアシス(エレクトロポレーション):トラネキサム酸などの抗炎症成分と成長因子による細胞修復成分をクライオ冷却とともに真皮層へ導入
- 肌育成剤(PN・非架橋ヒアルロン酸):注射により真皮の慢性炎症を鎮静・細胞外マトリックスを修復
- 外用剤:ガウディスキン インナーモイストTA:トラネキサム酸配合のホームケア製剤で、日常的に炎症を抑制
(ガウディスキン デュアルレチノライト:刺激の少ないレチノールで肌のターンオーバーを正常化)
シンクレア肌診断で赤みを視覚的に評価する
Glowa Clinicでは、治療前にシンクレア肌診断機を使用します。シンクレアは肌の状態を多角的に撮影・解析し、赤みがどのタイプでどの範囲に分布しているかを視覚的に把握するためのツールです。治療後にも同様の撮影を行うことで、改善の経過を客観的に確認することができます。
よくある質問
Q. 赤みの治療は何回くらい必要ですか?
赤みの程度や原因によって異なりますが、ジェネシスの場合は月1~2回・合計3〜5回を目安にすることが多いです。炎症後紅斑はすでにニキビが治癒していれば、比較的早期に改善が見込まれます。ただし、炎症が残っている場合は抗炎症治療も並行して行うことで再発を防ぎます。
Q. 日常生活への影響はありますか?
ジェネシス・ケアシスはダウンタイムがほぼなく、施術当日からメイクも可能です。肌育成剤(PN・非架橋ヒアルロン酸)の注射は、軽度の腫れや内出血が数日間生じる場合があります。
Q. 酒さは保険適用になりますか?
酒さのレーザー治療は自由診療となります。ただし、皮膚科として外用薬などによる治療が保険適用となるケースもありますので、まずは医師にご相談ください。
Q. 赤み治療の副作用やリスクは?
ジェネシスなどのレーザー治療後、一時的な熱感・赤みが生じることがあります。酒さは完治が難しく、維持療法が必要なケースもあります。治療の目標設定について事前に医師と十分に話し合うことが大切です。
専門的な治療については、日本皮膚科学会のガイドラインも参考にしてください。専門医への相談が重要です。
まとめ
顔の赤みは「体質だから」と諦めている方が多いですが、適切な治療で改善できるケースがほとんどです。重要なのは血管へのアプローチだけでなく、根本にある炎症を同時に抑えることです。まずはシンクレアによる肌診断で赤みのタイプを視覚的に把握し、あなたに合った治療法を選びましょう。札幌のグロワクリニック(Glowa Clinic)では、ジェネシス・肌育成剤・ケアシスなどを組み合わせた総合的な治療で対応しています。