こんにちは、グロワクリニック院長のおかむ先生です。
裏ハムラが目の下のクマに良い治療だということは、なんとなくご存じの方も多いと思います。ただ、今日はあえて「裏ハムラも万能ではありません」という話をしていきます。
今回ご紹介するのは、裏ハムラの術後1か月の方です。ご覧のとおり、目の下のクマ(膨らみ)はしっかり改善しています。正面からも、横(斜め)から見ても、ふくらみがすっきりしているのがわかると思います。


裏ハムラの“注意点”は、大きく2つ
裏ハムラは良い治療ですが、万能ではありません。注意点は大きく2つ、「シワ」と「色味」です。
今日はこのうち「シワ」について解説します。(色味については、また別のコラムで。)
なぜ、クマ治療でシワが出ることがあるのか
これは切開を伴わないクマ治療に全般的に言えることなのですが——膨らみがなくなるということは、風船がしぼむように、膨らんでいた部分の皮膚もしぼんでしまう、ということです。
目の下はとくに皮膚が薄い場所です。そのため、もともとの膨らみが強ければ強いほど、しぼんだあとにシワが増えてしまう可能性があります。
クマ(膨らみ)はきれいに取れたのに、今度は小じわが気になる——ということが起こりうるわけです。
シワまで良くしたい方の、3つの選択肢
このシワまで良くしたい場合、選択肢は大きく3つあります。
1. 皮膚を切除して余りを取る
2. エネルギーデバイスで熱を加えて引き締める
3. 肌育製剤で肌にハリを与える
①の切開は、やはり抵抗を感じる方が多いのではないでしょうか。そこで当院のおすすめは、②としてモフィウス8、③としてプルリアルシルクやスネコス、コスパフォルマといった肌育製剤です。
なぜ「熱」なのか
たるんでしまった皮膚は、いくら栄養を与えても、それだけでは収縮しにくいものです。“伸びたゴムを縮める”ためには、私は熱を加えるほうが向いていると考えています。
そのため、モフィウス8、デンシティアイ、ボルニューマアイといった高周波(RF)の治療が有効だと考えています。
クマ治療と“セット”で考えると合理的です
モフィウス8は強力な高周波治療ですが、赤みなどのダウンタイムがある治療です。だからこそ、「クマ治療をして、シワが出そうで嫌だな」という方にこそ、おすすめしたい治療です。
さらに、クマが出てくるということは、フェイスラインやほうれい線、顎下などにもたるみが出てくる世代でもあります。であれば、お顔全体のモフィウス8も一緒に行って、ダウンタイムをまとめてしまう——というのは、私は合理的だと考えています。
肌育製剤を足すと、さらに
熱を加えると、コラーゲンの生成が徐々に進んでいきます。そこに、アミノ酸(コラーゲンのもと)を含む肌育製剤を加えてあげることで、相乗効果が期待できるとも考えています。
スネコスやジャルプロスーパーハイドロなどを加えると、より良い成果につながるのではないかと思います。(効果には個人差があります。)
経過について
参考までに、術前から直後・1週間・1か月の経過も載せておきますね。時間の経過とともに、腫れや内出血が落ち着いてなじんでいくのがわかると思います。

おわりに
裏ハムラは、良い治療です。ただ、こうした注意点も含めて理解したうえで選んでいただくのが、いちばん大事だと考えています。
長くなったので、もう一つの注意点である「色味」については、また別のコラムで解説していきます。気になる方は、一度診察でご相談ください。
――――――――――
【施術情報】
– 施術名:裏ハムラ法
– 施術内容:下まぶたの裏側(結膜側)からアプローチし、眼窩脂肪を移動することで、目の下のふくらみや影クマの改善を目指す治療です。
– 料金(税込):418,000円
– 治療期間・回数:手術は1回。完成までは3〜6か月程度かけてなじんでいきます。
– 主なリスク・副作用:腫れ、内出血、左右差、感染、しびれ、違和感、結膜浮腫、複視、下眼瞼の外反・後退、凹凸、効果実感の個人差 など
– ダウンタイム:腫れや内出血が1〜2週間程度みられることがあります。
– 自由診療(保険適用外)です。効果や経過には個人差があります。
– 掲載している症例写真は、患者ご本人の同意を得て掲載しています。